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コンセプト

「商品・サービスを改善することで、顧客の利益を高め、 結果として提供者(企業)の価値を高める事を目的とした活動」

ご存じのように、マーケティング分析には様々な方法があります。
例えばある富裕層向けアンケートの回答数が100あったとします。
その100から全体の傾向を導き出し、その後に、男女別、地域別、年齢別、年収別などの属性に基づく分析を加えるというのが一般的な方法です。
弊社ではそれとは別に、個々の嗜好を追跡するマイクロマーケティングと弊社が呼ぶ方法をとります。
これは対象者全体の傾向を先に導くのではなく、個々人のプロフィールを出発点とし、ブログやフォーラムでの発言内容、キーワード、商品、サービス等に対する記述を収集し消費の傾向、その他、満足度を計るものです。
従って母数よりも個の密度を重要視します。

テレメーターという考え方

80年代のホンダF1を例に

80年代、F1にチャレンジしたホンダは当初失敗の連続であった。当時のF1はいわゆる職人技術の時代であり、長年のF1経験を積んだ高度な職人の勘とその技術がマシン開発の中心にあった。まったく勝てないどころか、完走もおぼつかない。
車体を製造しているチーム(車体とエンジンとに製造者が別れていた)はエンジンが悪いとホンダを攻める。ホンダはどこよりも馬力は出ているのになぜ勝てないのかと考える、時のドライバーもホンダのエンジンは使いにくいという。ホンダは最高の馬力を出しているのだから、ドライバーに喜ばれることはあっても、批判されるとはみじんも考えていなかった。
ここにホンダがイメージしていたニーズと、現実のニーズの違いが明確になる。では、どのようなエンジンを作ればよいのか? それを知るためにホンダがやったことは測定であった。

F1マシンに測定器を搭載

はじめは測定器をマシンに積んで、実際のサーキット上でエンジンにどのような負荷がかかり、どのコーナーでどのようなアクセルの踏み方をしているのか、を測定した。これによってわかったことはホンダお得意の最大馬力を発揮できる箇所はサーキット全体のわずか20%にすぎず、残りの80%は最大馬力の遙か手前の部分を使用していた。そのためにホンダは最大馬力を押さえてでも、中低速域のエンジン特性に改良を加える。そして所定の成果を挙げ始めるのだ。

次にホンダが取り組んだのはリアルタイムにマシンの状況を知ることであった。これまではマシンに測定器を積んで、テストやレース後にそれを取り外し、内容を分析していた。しかしそれでは時間がかかりすぎて改良が次のレースまで間に合わなくなってきた。ホンダは日本の和光研究所でエンジンを開発していたので、測定器を外して、持ち帰るなりしている間に、次のレースが始まってしまう。ヨーロッパラウンドでは2週続けてレースが開催されることもあるのだ。そこでホンダは、マシンに無線機を積んで測定の結果をリアルタイムで知るようになる。さらにそれを衛星回線を使ってリアルタイムで和光研究所まで中継していたのだ。
その結果、開発はより迅速となり、またトラブルに関しても、発生と同時に知るようになってきた。職人の勘VS測定システム この勝負は圧倒的な情報量の差によってテレメーターが圧勝し、この分野の開拓者であるホンダに数年間のアドバンテージを与えた。第2期ホンダF1の連戦連勝の時代である。そして、はじめは奇異な目で見ていたチームも、このデータを車体開発、そしてドライバーの開発に使うようになる。

測定と改良とマーケティング

さて、この話のどこがマーケティングとつながるかといいますと、F1マシン開発に導入されたリアルタイム、かつ連続的な測定と改良の部分です。弊社ではこれこそがマーケティング開発にふさわしい方法ととらえています。
F1マシンが商品です。商品の善し悪しを測定するために、SNS・ブログを使用します。得られたデータを元に商品を改善してゆきます。このプロセスを連続的に続けます。
現在でも多くのメーカーが商品に登録ハガキなどを付けて顧客アンケートを行っていますが、先のホンダに例えるならば、開発初期にホンダが行った8ビットの測定器に近いといえます。すなわち、情報量が少ない上に、リアルタイムでは知り得ず、はがきの回収、集計、データの分析に最短でも2ヶ月は要するかと思います。

では、リアルタイムに測定を行うにはどのようにしたらよいのでしょうか?
答えはインターネットにあります。ただし、ノイズを排除する必要がりますので、クローズドの環境が望ましい。
従って現在ある技術の中でもっとも適しているのは、SNSであると考えます。

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